hdd 復旧 大辞典

ハードディスクの仕組み

トラックとシリンダ

トラックというのは、陸上競技のランナーが走るトラックを想像してください。競技場の場合は直線になっている部分がありますが、コンピュータのハードディスクは円形です。レコード盤は渦巻状になった、一本のトラックですが、陸上のトラックとハードディスクのトラックはそれぞれが独立して閉じた円周になっています。

コンピュータは「0」または「1」の2進数でデータを記憶します。磁界の方向も「N->S」と「S->N」という物理的に異なる方向があります。この物理的に異なる二つの磁界の方向の一方を「0」とし、もう一方を「1」としてデータを記憶しています。ハードディスクのトラックに「0」または「1」を表す磁界を記録し、また読み出しているわけです。

この「0」とか「1」とかいう単位を1bit(ビット)と言います。ファイルに上書き保存すると言いますが、実際にハードディスクの同じ領域にファイルを上書きしているわけではありません。

また、ファイルを削除すると言いますが、実際に「0」と「1」を表す磁界の方向を消している訳ではありません。そういう意味では、ファイルを上書き保存したり削除した後でも、トラック上の磁界の方向である「0」と「1」を無理矢理読み込んで、データを復旧させる事は不可能ではありません。

ハードディスクは何枚か重なっており、中心から同じ距離であり同じ半径を持つトラックの集合体をシリンダといいます。データはこのシリンダに順次書込みされて行きます。別の言い方をすれば、アームが動かない状態でシリンダ内のトラックに読み書きをする訳です。

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